こんにちは!マイペース”まま”のペギーです。
子どもに習わせる習い事として、ほぼ不動の人気を誇っているスイミング。0歳からベビースイミングに通わせることができますが、いつからでも良い分、いつ始めるべきか悩みませんか?
ベビースイミングは親も一緒に入水する必要があるので、手間も考えると入会ハードルは少し高めです。でも、個人的な意見としては、子どもにいい刺激や運動になるし、親もリフレッシュやいい運動になるので、環境的に可能であればお勧めしたい習い事です。
2か所のベビースイミングに通った実体験(+体験1か所)をもとに、今回はベビースイミングについてご紹介をさせていただきたいと思います。
ベビースイミングの対象年齢
ベビースイミングの対象年齢は生後6カ月~3歳未満。(スクールによっては生後4か月から実施している所もあります。)「赤ちゃんの首がしっかり座ってから」というのが開始年齢の基準だそうです。
早く始めれば子供が水を怖がることがないのか、というとそういう事でもなく、初めは水を楽しんでいても急に嫌がりだすなんてこともあるそうです。
親付き添いでのレッスンですので、親が通えるタイミングで通いだすのが正解だと思います。私の場合は仕事復帰後の1歳2か月に上の子と、自身に余裕ができた産休中の生後10カ月に下の子とベビースイミングに通い始めました。
早く始めた下の子の方が水に抵抗がありませんが、これは個性だと確信しています。同じように頭からシャワーをかけられてお風呂に入れられている二人ですが、上の子は顔ぬぐいが多い一方で、下の子は初めから動じていませんでした。
ベビースイミングのメリット・デメリット
メリット
1,水を怖がらなくなる
もともと羊水の中にいた赤ちゃんです。恐怖心を抱く前に入水させれば水を怖がらない可能性は高いです。また、日々お風呂くらいでしか水に接する時間がないので、水に触れる機会を増やすことは水慣れに効果的です。
2,発育発達を促進!運動不足の解消にも効果的
水の刺激により発育発達を促すことにより皮膚を鍛え、浮力による平衡感覚を養います。水の中で呼吸調整することによって、心肺機能の働きを向上させることがもできます。
水の抵抗を受けながら動くため、エネルギーの消費量が多く「運動不足の解消」が期待できます。全身運動でバランスよく体を動かすことで、食欲も増し、良質な睡眠がとれるようになります。
3,脳が発達する
「スキャモンの発育発達曲線1」によると脳の神経系の成長は3歳ごろまでに70%近く出来上がります。神経回路が急速に発達するこの時期に、様々な刺激を与えることで、理解力や集中力のある子どもに成長することが期待できます。
4,親子の絆が深くなる
赤ちゃんとのコミュニケーションの時間が確保できます。子どもとのスキンシップができるので、親子共しっかりと安心感を得られるでしょう。
5,パパママ、ベビーもリフレッシュできる
プールでは赤ちゃんも新しい刺激に触れられますし、パパママも水中では普段使わない筋肉を使うことでリフレッシュできます。産後ママにはダイエットにも役立ちます。
また、他のママやパパと交流できることで情報交換や友達づくりの場として活用もできます。
デメリット
1,感染症
多くの人が同じ水中で過ごすので、プール熱や水いぼ、結膜炎やシラミといった感染性のある病気をうつし合う可能性があります。 体調が優れないときは感染しやすいので無理して入水をしないことや、レッスン後も体調を観察することが大切です。
2,肌荒れ
感染症のリスクを下げるために、プールの水は塩素消毒がされています。
肌の弱い赤ちゃんの場合、まれに肌荒れをするケースもあります。子どもの肌は乾燥もしやすいので、入水後はしっかりと保湿してから帰宅することをお勧めします。
3,親も入水参加
親も水着になって入水する必要があるので、手間や抵抗感を感じる人もいるでしょう。
仕事で子どもとの関わりの少ないパパとのスキンシップの時間として、週末のレッスンを利用されているご家族を結構見かけました。
ベビースイミングのレッスン内容(体験談)
ここからは実体験を元に、3施設のレッスン内容をご紹介します。
①■■■■■スポーツ
初めて参加したベビースイミングは、チェーン展開している中でも小規模なスポーツジムでした。
一日無料体験ののち、期間内に指定回数通えるという有料の短期体験を申し込みました。施設の選択理由は価格重視。地域最安値のベビースイミングでした。
レッスン場所は25メートルプールの4コース分を開放し、12メートルくらいまでの片側に集まったスペースで実施していました。
①お着換え後、プールサイドに親子で座り、足の間に座らせた子どもに歌と共に手を動かしたり、お腹から頭へと水をかけていきます。これが準備体操になります。(約5分)
②子どもを抱っこしたまま入水し、わきの下を支えて他の家族と円になってぐるぐる水中を歩き回ったり、歌に合わせてゆらゆらや高い高いをコーチの指示通りに実施。色々な年齢のお子さんが居ましたが、やっている内容は同じで、子どもの反応がそれぞれ違うといった感じでした。(約30分)
③最後の10分程度はコーチが作ってくれた滑り台やトンネル、おもちゃや浅瀬で自由遊び。月齢若めの我が子は目の前のおもちゃを掴んでみたり、シャワーのように降る水を眺めたり少し触ったりしていました。
④プールの後は温水が貯められたビニールプールに移動し、子どもを温めてから、お着換えして帰宅となります。
感想としてはレッスン後は本当によく寝てくれたので、休日にお昼寝をさせなきゃというプレッシャーからも解放され、助かっていました。ここではコーチは指示してくれますが、実際に子どもを触れ合うのは親なので、子どもを潜らせるかは親次第なところがありました。実際、我が家は期間内に1度しか潜らせることはありませんでした。
②●●●スポーツクラブ
1か所目の短期体験を終えた後、2か所目は自宅からの距離が近い、大手のスポーツジムへ1日体験をしに行きました。
レッスン内容は1か所目とほぼ同じで、違う所といえば、準備体操がキッズスクールの準備体操をするスペースでのベビーマッサージ。入水の後は温水はなくそのまま着替えて帰宅。という所でした。
結局体験のみで入会はしなかったのですが、その理由は大手ならではですが参加者が多く、コロナ禍ということもあり、人口密度の多さが気になり辞めてしまいました。プールはどうしてもマスク無しで参加するため、人が密集する状況は積極的には選べませんでした。
お値段は1つ目より保険だなんだと月に千円ほど高かったですが、施設の設備や振替制度などはこちらの方がしっかりしていました。
③▲▲▲▲スイミングスクール
最後に入会したのは地元のローカルスイミングスクール。タイムスケジュールが生活と合ったので、ものは試しと体験に行き、気に入ったので入会しました。
レッスン場所はベビー用の水温高めの大人とは別の場所にある正方形に近いプール。水深は普通の25メートルプールと同じです。プールにはたくさんのおもちゃが浮かんでおり、子どもは思い思いに遊べるようになっていました。
①準備体操など特になく、着替え後は集まって挨拶や体調確認をしたら、シャワーを浴びて入水。
②入水後は子どもの月齢に合わせたスケジュールを提示されるので、親が思い思いに実施。親が主体で抱っこして動いているというよりも、子どもの様子を見ながら足で壁を蹴らせたり、プールサイドから入水させたり、あおむけやバタ足の練習をさせていきます。(約40分)
③最後の方に皆で一緒に高い高いしたり、順番に滑り台で入水練習。レッスン毎に1回はコーチがイミングを図りながら、子どもを潜らせてくれます。(約10分)
④最後に浮いているおもちゃを協力しながらお片付けし、レッスンは終了。
⑤サウナで暖まりながら子どもにオムツを履かせ、挨拶を終えたら着替えて帰宅。
このスクールで面白いと感じたのは個々のプログラムがある事。そして、実際に3歳近い子たちが一様に親の抱っこから積極的に離れている様子から、面白みを感じて入会を決めました。
スクールによってやり方ももちろんですが、先生の熟練度も様々です。場所に恵まれ、時間が許すのであれば、複数体験をして、ご自身とお子さんに合ったところを選択することをお勧めします。
ベビースイミングの親の負担
親の負担といえば、①月謝、②初期費用、③送迎、④親の入水です。
①月謝
月謝は大体5,000~9,000円/月です。
通う方法も週1~2回がメインですが、場所によっては通いたい放題なんて所もあります。
②初期費用
子どものもの
➡ベビー水着(3,000円ほど)、スイミングキャップ(500円ほど。不要な施設もあり)、水遊びオムツ(使い捨てで1枚90円ほど。綿パンツやオムツなしの施設もあり)、タオル、子どもが1歳半になるとスイムフィックス(3,000円ほど。腕にはめる浮き輪)を購入する必要がある施設もあります。
大人のもの
➡大人の水着(女性はノースリーブに短パンといった感じのフィットネス水着が多いです。男性は普通の海パン。)、スイミングキャップ、タオル
大手のスクールは高頻度で入会キャンペーンを行っています。
入会キャンペーンでは、入会金無料、登録料無料、スクール指定品プレゼント、初月度無料といった特典が一般的です。
子どもの多い地域になると定員に達して入会出来ないなんてこともあるので、通うと決めたら予約する必要が出てきますが、そうでなければキャンペーンまで待って入った方が断然お得です。もしくは、ユーズド品を安く手に入れる事で初期費用を抑える方法もありますね。
③送迎
子どもの準備もあるので、送迎時間の確保は大人のタイムスケジュール+前後30分といったところです。帰宅中に寝てしまうなんてこともよくあるので、臨機応変に対応できる生活リズムが出来てから通う方が、気持ち的に楽だと思います。
④親の入水
フィットネス水着は露出が少ないので、水着になることに個人的には抵抗がありませんでした。
髪を乾かす手間を懸念していましたが、子どもの月齢が若いうちは一緒に潜ることはほぼ無いので、ドライアーが必要になることはありません。段階として、子どもが水に慣れ、顔付けができるようになり、潜るようになったら一緒に潜ることになります。
女性の場合、生理期間は入りづらいので、パートナーの協力が得られる方がいいと思います。
スクール選びのポイント
1,通いやすさ
家からのアクセスはもちろんのこと、ベビーカーで通う場合はスロープやエレベーター、ベビーカー置き場の確認も必要です。
2,施設の設備
脱衣所にはベビーベットがあると支度もしやすく便利です。ベビーベットは男性側には無いことがよくあるので、男性も参加する場合は事前に確認しておくといいと思います。
子どもは色々なものを触ってしまうので、施設の衛生面での清潔さや老朽化具合も確認しておくといいと思います。
設備としてはドライヤーの有無や、子どもと入れるトイレか否かも確認しておくと安心です。
3,システム、スタッフの対応
振替制度があると、子どもの体調不良の際に役立ちます。
スタッフはコーチだけでなく、受付の方も感じのいい方たちだと通いやすいです。
お子さんによっては、コーチの好みで通いやすさが変わったりもするので、体験の際に様子を見てみても良いかもしれません。
まとめ
実体験を元に、ベビースイミングについてまとめてみました。
ベビースイミングはデメリットもありますが、多くのメリットがある習い事です。子どもの初めての習い事として、親子で楽しんでみてはいかがでしょうか。
レッスン内容はスクールによってさまざまだと思います。
まずは1日体験に行ってみて、ご自身とお子さんに合う所をぜひ探してみてください。
- スキャモンの発育曲線とは、1930年に提唱されたヒトの身体がどのように発達するかを模式的に表したグラフです。成長期における指標として広く活用されている理論のことです。 ↩︎
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